【コラム】第40回 独身の日の需要喚起
11月11日は中国などで特に光棍節(こうこんせつ)と呼ばれ、元は1993年に南京大学の寮生たちが始めたイベントが起源だそうです。(ウィキペディアより)
2009年に中国の大手ECサイトがこの独身者の日にあわせて開催したセールが予想以上にヒットし、そこから毎年開催されるようになったようです。日本でも2019 年は、大手小売り業者が自社のECサイトにて11月11日にちなんで、ある商品などを111,111円などの価格設定でセールなどを行っていました。また、2020 年は越境 EC を狙ってネット中継で商品を紹介する「ライブコマース」に力を入れる企業も増えてきているようです。
日本では海外ほど浸透していない独身の日ですが、今後日本でも大々的なイベントや文化になっていくかもしれません。
□首都圏のJR中央線、京王線沿線、周辺沿線上で1人世帯の多い駅は?
参考情報ですが首都圏のJR中央線、京王線が表示される範囲で駅から同心円1kmの商圏を設定し、1人世帯の多いエリアを見てみます。(国勢調査には1人世帯、2人世帯の数などが統計情報で公開されておりますが必ずしも独身者とは限りません。)
1人世帯数が多い駅としては、上位から高円寺、中野、笹塚、西太子堂(三軒茶屋近く)、代田橋などが並んでいます。新宿に近く、電車に乗ってすぐに都心に出やすい場所が人気のようです。
順位 | 首都圏の中央線、京王線沿線、周辺沿線上で1人世帯の多い駅(同心円1km) |
1人世帯数(数) | 1人世帯構成比(%) |
1位 | JR中央線 高円寺 | 32,076世帯 | 68.8% |
2位 | JR中央線・東西線 中野 | 29,116世帯 | 66.2% |
3位 | 丸の内線 新高円寺 | 28,182世帯 | 66.1% |
4位 | 丸の内線 東高円寺 | 28,163世帯 | 65.4% |
5位 | 京王線 笹塚 | 28,066世帯 | 64.7% |
6位 | 東急世田谷線 西太子堂 | 26,298世帯 | 61.4% |
7位 | 京王線 代田橋 | 26,104世帯 | 65.3% |
8位 | JR中央線 阿佐ヶ谷 | 25,261世帯 | 63.3% |
9位 | 西武新宿線 沼袋 | 23,212世帯 | 62.8% |
10位 | 西武新宿線 野方 | 23,166世帯 | 61.6% |
クリスマスやハロウィンみたいに海外の催しが日本に定着したように、もしかしたら独身の日もインターネット上のみならず、リアル店舗でも販促活動が活発になり、11月11日11時11分タイムセールみたいな日が来るかもしれません。
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