【記事】第20回 チェーン店ごとの立地特性と提案商品【分野:小売り・メーカー・卸】
首都圏で店舗を展開するサミットと成城石井の立地特性を把握し、それぞれのチェーン店の店舗の特性に応じた商品提案を試みてみることにします。
サミットのルーツは、1963年(昭和38年) に住友商事(株)が米国セーフウェイ社の指導により、株式会社京浜商会(サミットの前身)を設立し、食品スーパーの1号店(野沢店)を東京都世田谷区野沢に開店します。(Wikipedia より)
成城石井のルーツは、もともと小田急小田原線成城学園前駅前にある果物店(1927年創業)だったが、スーパーマーケットに1976年に業態転換し、スーパーマーケット業務を開始します。(Wikipedia より)
それぞれのチェーン店の住所リストがあればジオコーディングにより、地図上に2つのチェーン店を地図上に表示させることが可能です。(関連記事:POSデータの簡単エクセル加工法)
首都圏のサミットと成城石井の店舗を地図上で拡大表示し、到達圏1kmの商圏を設定してみます。(関連記事:商圏の決め方)これにより両チェーンが同一の比較条件で立地特性を分析することが可能となります。
地図上での印象ですが、サミットは郊外の住宅地、成城石井は都心の駅近くが多いように見受けられます。この印象を実際に統計データと組み合わせることで客観指標として把握することができます。
□ファミリー層の世帯数はどちらのチェーンが多い?
設定した到達圏1kmの商圏内のファミリー層で世帯数が4人の世帯を多い順に並べてみると上位10店舗のうちサミットは8店舗、正常石井は2店舗であるという結果でした。サミットは、ファミリーの多く住む場所周辺に立地していることがうかがえます。
□推計年収1000万円以上の世帯の割合の多い地域は?
こちらは割合で比較分析した例です。推計年収1000万円以上の世帯の割合の多い商圏は、上位10店舗でみるとすべて成城石井の店舗であることがわかります。実際に成城石井の取り扱う商品も高品質なものが多く、必然的に年収高めの世帯に割とマッチした商品を扱っていることが伺えます。(関連記事:推計年収別世帯数データ)
□提案する商品コンセプト
店舗の立地特性 | ターゲット | 商品コンセプト(例:食品) |
サミットの郊外店舗 | 中間ファミリー層 | 週末に家族で楽しめる食品 |
成城石井の都心駅近くの店舗 | 都内富裕層 | 平日に時間をかけずに健康的に摂取できるこだわりの食品 |
同じようなスーパーマーケットという業態でも立地特性によってお客さんの特徴が異なっています。異なる業態になってくるともっと際立った特徴が出てくる可能性もあります。商品の販売ロスをなるべく少なくし、立地特性に合った商品やサービス選定をはじめていきませんか。
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